映画刀剣乱舞の感想文(ネタバレあり)(とりあえず備忘録として)


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私の!推しである!鈴木拡樹さんが!主演!!!当然見るよね!!!!!

 

※このブログ記事はネタバレを含みます。

 

 

まず、初見ではストーリーについては正直展開が読めるので特に驚き!カタルシス!みたいなものは無かったです。面白かったけど、うわぁああああ!みたいな興奮はありませんでした。

でも、2回目、3回目と繰り返し見るうちに、セリフではない部分での伏線の見事さに舌を巻いたし、展開が分かっていても面白くなるように作ってあるんだ、だからストーリーの先が読めるのは別に面白さに大きく影響する問題ではないのだなと思いました。

それから、これはあまり刀剣乱舞に思い入れがない人の方が楽しめるかもしれないと思いました。

思い入れがあると、いわゆる『地雷』をふむ可能性があるからです。

メディアミックスを多数経験していて、かつその違いを楽しんでいるなら何も問題なく楽しめると思いますが、メディアミックスのうち1つしか見ていないとか、○○は好きだけど××はちょっと解釈が合わなくて好きじゃない、みたいな方は、正直ネタバレチェックしてから大丈夫か考えた方がいいなと思いました。

私は特に何も地雷はありませんが、自分の考えとの解釈違いを「これは別本丸の話」として許容して楽しめないなら厳しいのではないかなあ、と思いました。

 

 

※このブログは備忘録です、文章が追記される可能性があります。なお、これ以降ネタバレ含みます。

 

 

 

 

 

鶯丸がなぜいるのか?とキャスト発表時から話題になっていましたが、すごく納得しました。本丸に残る刀剣男士が作劇上絶対に必要だからです。

ちゃんともさんのインタビューでも「鶯丸は三日月の右腕」と言っていましたが、映画では留守居役は状況的にかなりの重鎮ポジションであり、おそらく審神者の信頼も篤く三日月の意を汲めて、対等に意見できる立場でないとならない。意見できるだけではなくて、それを三日月が受け入れようと思うような男士である必要があります。

となると、平安期までの古刀といわれる刀たちから選ぶことになるかと思うんですけれども。(個人的な意見です、和泉守の意見もきちんと聞く三日月宗近もおられましょう)

本来は三条からチョイスされるところかなと思うのですが、他の刀から三日月に寄りすぎていると判断される可能性がある。(メタ的には刀ミュに出てるからかな、と。刀ミュと刀ステと両方に出ている男士は三日月と大倶利伽羅だけど、両方とも間を置かずほぼ同時期にお目見えしているんだよねえ…)

鶴丸留守居やるより出陣・遠征に行きたがりそう。小烏丸は映画の企画が2016年スタートということで実装されていたかどうか…。大典太は積極的に意見したりしなさそう。大包平は2016年末実装なので企画時未実装。数珠丸はあの髪ちょっと大変なので必要がなければ避けたいと思うのでは…?

という訳で鶯丸さんになったのでは?と推察しました。たぶん外れてます(笑)

こういう、考えてもどうにもならないことを、つらつら考えるのが好きです。

 

 

二度目の出陣における三日月の行動について。

信長が無銘に襲われ、三日月と戦線離脱→安土城へ、のくだり、三日月は『真実の歴史』通りにしようと行動しています。無銘に信長を弑させれば『史実上の歴史』通りに事が進むのに、そうしない。

おそらく、映画の設定では『史実上の歴史』通りであれば後の世に影響しないのだと思います。でも、三日月は頑なに『真実の歴史』通りにしようとする。

なぜなら「歴史とは人」「人を守りたい」から。刀である己からすれば、とても儚い「人」を守りたいから。

信長という「人」を守りたい、それは命を救うことではなくて、その歴史を生きた織田信長という人の生き様であり、死に様であったから。

一見、三日月のしていることは信長にとって酷なように見えます。無銘から助け、安土城に送り届け、そこに秀吉が攻めてきたら「あなた様はここで自害するのが真の歴史」と死ぬことを促す。

でも、何者かも分からない相手に殺されるより、覚悟と誇りを持って自害する方が「織田信長の死に様」としては華々しく”らしい”死に様なのではないか。三日月はそれを守りたかった。自分から見ても「天晴れ、魔王の死に様」と評せる最期を遂げさせたかったんだと思います。

それに、廃寺のようなところで信長に目的を聞かれ、あなたを安土城に連れていくことだ、と伝え、信長に「願っても無いこと」と返された時の表情、初見では考えが読めないようにしているのかな?と思ったのです、無表情ではない、けれどどういう表情なのか分からなくて。でも信長は安土城で死ぬのだと分かってみると、すこし痛ましいような、そんな表情に見えて、三日月は人がいとおしくてしょうがないのかもしれないと思いました。

この辺りの印象は、また鑑賞したら変わるかもしれません。

 

 

鯛ちゃんさんが32歳とか嘘でしょ、と思いながら見ました。カラコンのサークル大きめのを装着しているとしても、すごく若く見えるんだけど…?

 

長谷部のウィッグがとてもナチュラルなので、アップになるとつい生え際を見てしまう病に罹患しました。

 

ちゃんともの鶯丸はドール仕様。あの顔、カスタムドールで見たことある。特に正面アップで口閉じてるととてもドール感がある。

 

戦闘中の薬研がどちゃくそ格好いい。よくアップで抜かれるんだけど、髪が乱れて少し顔が隠れてしまっていて、だがそれがいい

戦闘時の構えが2つあると思うんですけど、立ちの構え(庭で8振り集合してる際のもの)も格好いいんですけど、態勢低くして構えるのが滅茶苦茶格好よくて痺れる。骨喰と共闘してるとことか、骨喰追おうとしたら無銘が立ちはだかって急停止したところでの構えです。

友達を連れて行ったら(私の奢りで)、鑑賞後に「脚…脚が…太もも……」としか言わなくなってしまったので罪深いと思います。

 

 

八嶋さんの秀吉、すごくないですか?!すごい!好き!(笑)

悲嘆→閃き→野望に移り変わっていく表情よ…!あと風呂で「天下が見えてしまった(から信長は邪魔なので殺す)」と呟くときの顔。本当に良くて、ほえーってなりました。

 

時間溯行軍の大太刀(敵ボス)の倒し方、ダサいな、と思ってしまいました。周り取り囲んで一太刀ずつ、ってお約束的なのは分かるんですが、8振り構えてるところから、機動高い順に三日月追い越していって切りつけるのではダメでしたかね…?