舞台『半神』7/16夜
舞台『半神』を観てきました
野田さんの脚本作品観るの初めて、中屋敷さんの演出作品は朗読劇しか観たことないので、私の感じた「演劇らしさ」が脚本によるのか、演出によるのか、役者によるのか分からない。
おそらくはその全部なのだと思うけれど。
中盤まで本筋が全く進まないので、これは原作は絶対短編だろうと思っていたら、本当に短編だった模様(16頁らしい)
全体の1/3位でしか本筋をやっていないように感じました。
つまり「遊び」の部分が多くて、そこは本筋と無関係とは言わないけれど、ちょっと多すぎると感じました。
ここは単に好みの問題です、会場では割とウケていたし、私も面白いと感じました。
でも多い…(笑)
一回しか観劇していないので、正直「んん、ちょっと掴み切れてないかも、もう一回!」という感じなのですが、最近そういう作品ばかりな気がするので、単に私の頭の処理能力がガタ落ちしてるのかも知れません。
これは舞台に関する感想ではないのだけれど…4回も5回もカテコ呼ぶなら、スタオベしようよ。私は自分からはスタオベするほどではないけど、周りがするならしよう、という感じでした、みんなそうだったのかな?私の前列に座ってたお客さんは立つ準備をしていたけれど、立たなかったから。
それにしては拍手が長いというか、何度も役者呼びすぎ…
客電着いたら立つタイミングだと思ってたら誰も立たない。そこで立たないのはまだいいのだけど、その後終演アナウンス後も拍手して呼び出したのに、そこでも立たない。そこは立とうよ!なんで立たないのに呼び出した???
東京楽だったので、カテコでコメントあると思ったのかな?でも終演アナウンスあったらもう無いよ…諦めよう…?
ちょっと役者さんが可哀想だなと思いました(個人の感想です)
以下ネタバレ含みます。
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家庭教師=老数学者である部分が、最終的にあまり生きてこなかったように思いました。設定自体は好きなのですが、そこをイコールにする意味がよく分からなかった。多分意味はあるので、もっと分かりやすかったらよかった。
でも意味が分かったら、分かりやすくないのが良いと思うかも知れない。ここは意味が分かってないので、どうしようもないところ。
舞台装置好きな感じでした、シンプルで、でも工夫があって。ただ八百屋+壁の出っ張り(人が一人立てるくらいのスペースのものがたくさん取り付けられてる)を利用しているので、役者は大変かも。
あと、舞台床面から底上げされていたので、前方列はおそらく首が痛くなるのではないかと思いました。
スフィンクスの謎解きの解(螺旋方程式の解)が理解しきれなかった。1/2(シュラ)+1/2(マリア)=2/4(シャム双生児)なのは分かるのだけど…
足しても1(一人の人間)になれない、2/4なのに割り切れない(約分できない)、1を作り出すためには…?ということなのかな。
やはり1回だと理解できない。集中力が足りなかったのかも、思い出せないところもあるし…次に野田作品観るときはコンディション整えて挑みたい。